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ポジティブ心理学とは

ポジティブ心理学という言葉をご存じでしょうか?アメリカ心理学会の元会長であるマーティン・セリグマン博士が1998年に提唱したもので、人がより仕事のやりがいを感じ、また生きがいを感じ、真に幸せに生きるための科学、と言われています。

ここでいうポジティブとは、「行け行けドンドン」といった向こう見ずな積極さや、一時的な楽しみや快楽を求めることではなく、生きがいや仕事のやりがい・充実感を得るために何が出来るかを研究する心理学とのことです。

ポジティブ心理学の中で代表的な理論があります。その一つを紹介いたします。それは マーティン・ E・P・セリグマンが提唱するレジリエンスです。

レジリエンスとは、新たな挑戦をしたり、逆境にさらされたりしたときにかかる強いストレスやプレッシャーを糧に成長する力のことです。

ポジティブ心理学の考え方は会社の人材育成などで活用されることがあります。従業者それぞれのレジリエンスに目を向けてポジティブ感情を強化し、各々の強みを伸ばすことで、従業者の満足度を高めながら、同時に仕事でのパフォーマンスを上げることができると言われています。

ちなみに、強みを伸ばすうえで参考になるのが、ポジティブ心理学の「キャラクターストレングス(Character Strength)」という考え方があるそうです。普遍的な「強み」を24項目に分類し、さらに以下の6つの領域に分けられています。

・知識や知恵(創造性、好奇心、向上心、知的柔軟性、大局観)
・勇気(誠実さ、勇気、忍耐力、熱意)
・人間性(親切心、愛情、社会的知性)
・正義(公平さ、リーダーシップ、チームワーク)
・節制(寛容さ、謙虚さ、慎重さ、自制心)
・超越性(審美眼、感謝、希望、ユーモア、スピリチュアリティ)

上記のように、ポジティブ心理学を取り入れる会社が増えてきているようです。このように、一人一人の特徴に目を向けてくれる環境が増えていくとありがたいですね。

~ライフサポート・クリニックは、うつ・不眠・不安などの治療と共に、復職支援・発達障害・依存症の治療にも力をいれております~

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