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愛着の傷

今回は、愛着の傷について紹介したいと思います。

安定した愛着が形成された子どもと母親の間には揺るぎない愛情が育まれると言われています。

しかし、子どもが不安なときや一緒に居て欲しいときに、母親が不在だったり、助けてくれなかった経験をすると基本的安心感や基本的信頼感がうまく育まれなくなります。そのような愛着が形成されると、信頼感や安心感を取り戻すこと、つまり修正することは非常に難しいと言われています。

愛着を脅かす最も深刻なことは、愛着対象者がいなくなることです。死別や離別によって幼少期に母親がいなくなることは、子どもにとって世界が崩壊するほど辛い体験となるのです。

そのような体験をすると、子どもは泣き叫んだり、母親をなんとかして探し出そうとします。しかし母親が自分の求めていることに答えてくれない、つまり見つからないことで、悲しみと怒りを爆発させるそうです。

子どもは、現実を受け入れることができず、それに抗議しようとするのです。

自分が大好きで信頼している人と離れることはとても苦痛なことであり、受け入れがたい体験だと思います。

話はそれますが、先日わたしが大好きな俳優の方がなくなってしまいました。彼の作品が凄く好きで見てるだけで気持ちが安らぎ、心の安定にも繋がっていました。

そんな大好きな方の訃報を聞いて、嘘であってほしい。いやだ。むり。なぜ。等と現実を受け入れることができないでいます。今も…

愛着を持つ存在が突然消えてしまう恐怖や不安、辛さ、悲しみを受け止めるのには時間がかかることを改めて再認識しました。

次回は、脱愛着について紹介したいと思います。

~ライフサポート・クリニックは、うつ・不眠・不安などの治療と共に、復職支援・発達障害・依存症の治療にも力をいれております~

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