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クレプトマニア講座①

4月25日(土)の依存症回復プログラムではクレプトマニアに関するレクチャーを行いました。

クレプトマニアとは盗むことをやめることができない病気です。「盗むこと」そのものが目的となっているのが特徴で、個人的に欲しいから、お金になるからといった動機で窃盗をするケースとは区別します。

クレプトマニアの診断基準は以下の通りです。(DSM-5より)

A)個人的に用いるためでもなく、またはその金銭的価値のためでもなく、物を盗もうとする衝動に抵抗できなくなることが繰り返される。

B)窃盗に及ぶ直前の緊張の高まり。

C)窃盗を犯すときの快感、満足、または解放感。

D)その盗みは、怒りまたは報復を表現するためのものでもなく、妄想または幻覚に反応したものでもない。

E)その盗みは、素行症、躁病エピソード、または反社会性パーソナリティ障害ではうまく説明されない。

では、盗品を一度でも使用したことがある場合、クレプトマニアとは言えなくなるのでしょうか?(②へ続く)

~ライフサポート・クリニックは、性依存症・クレプトマニア・ギャンブル依存症・薬物依存症・ゲーム障害をはじめとした依存症の専門治療に力をいれております~

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