スタッフブログ
【メディア掲載】山下院長の連載 第2回
「真面目な人ほど、“チャレンジ”が止まらなくなる」
日刊ゲンダイヘルスケアコラムに掲載された、山下院長による連載の第2回では、「行為依存症」の背景にある“チャレンジ性”について、より踏み込んだ内容が紹介されています。
痴漢や盗撮を繰り返す方の中には、「とても真面目な人」が多い――これは、日々患者さんと向き合う中で山下院長が実感していることです。
「絶対にしてはいけない」と強く思っていた人が、初めて行為に及んだ際に“成功体験”をしてしまうと、その驚きや快感が脳に条件付けされ、再びチャレンジしたくなる衝動が生まれてしまいます。
こうした行動の背景には、ドーパミンをはじめとする脳内物質の影響があります。
再犯を防ぐために「次やったら離婚」「二度と許さない」と強く制止することが、かえって“チャレンジ欲求”を刺激してしまうケースがあるというのも、重要なポイントです。
記事では、依存症の治療に必要なのは、「自分を変える努力」よりも、「問題行動ができない環境をつくること」であると提言しています。
本人の理解を深めながら、周囲も病気としての構造を知り、環境を調整していくことが、回復への鍵になります。
依存症治療の現場でのリアルな視点と、今できる具体的な対処法が丁寧に語られた記事です。
ぜひご一読ください。
~ライフサポート・クリニックは、うつ・不眠・不安などの治療と共に、復職支援・発達障害・依存症の専門治療に力を入れているメンタルクリニック(心療内科・精神科)です~
(豊島区・池袋駅C3出口より徒歩0分)
+1