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「悔しい」について③
後悔はしても切りがなく、反省することで前に進むことができることを解説しました。しかし、「悔しい感情」を抱くこと自体は、悪いことばかりではありません。
悔しいと思う原因を深掘りしていき、それが何をきっかけにして起こるのかを知る。そのうえで、悔しい思いをコントロールする手法を学ぶことには、下記のようなメリットがあります。
1 悔しい気持ちをバネに成長することができる
よく言われることですが、悔しい気持ちをさらなるやる気に変換することができれば、大きな力になります。
悔しい気持ちは、「自分は過去にこうしていればよかった」という後悔を生む原因になりますが、同時に過去を具体的に振り返るきっかけを与えてくれるのです。
そのエネルギーを反省に使うことで、過去の自分の改善点を見つけるとともに、今後の自分を変えるためのバネにすることができます。
2 経験・スキルアップに繋げることができる
過去を振り返る動機づけになる「悔しい」という気持ちは、過去の自分のどんな点が悪く、反省すべき点なのかを分析するエネルギーになります。
仕事における経験量を増やしたり、スキルアップしたりすることを目的に仕事を頑張っている人はたくさんいるでしょう。
そんな方は、悔しい気持ちを経験・スキルアップに活用するべきです。
3 精神力や忍耐力が強化される
過去の自分の悪かった点を振り返るだけでは、精神力や忍耐力を鍛えることには繋がりません。しかし、過去を振り返らな帰れば過去の自分について知ることもできません。
過去の自分について知り、その中から反省をおこなうことで、精神力や忍耐力といった「嫌なことに立ち向かう訓練」をすることができます。
4 問題解決能力が自然と身につく
過去の自分について振り返り、改善点を洗い出す作業は、地道ですが必ず効果があるものです。
すでに結果が示されていることから原因や問題点を出し、次の課題に活かすことは、そのまま問題解決力の向上に結びつきます。
また、仕事で失敗やミスをしてしまったときにも、過去の自分を反省する動機が必要になりますが、悔しい気持ちをコントロールすることで、適切なタイミングで振り返りをおこなうことができるのです。
5 物事に対して熱心に取り組むことができる
過去の自分を見つめ直し、今後の自分がやるべきことがはっきり見えていると、そうでない場合よりも熱心に様々なことに取り組む動機が生まれます。
もちろん、ただ後悔していたりするだけでは、物事へのやる気を失ってしまうことに繋がります。しかし、後悔の次に反省をしさえすれば、自分を変えるために何が必要かがわかるでしょう。