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人から頼られたくない心理

人から頼られると嬉しい気持ちになる人はいるでしょう。しかし同時に、あまり人から頼られたくない人も中に入ると思われます。今回は、頼られたくない、という心理について見ていきましょう。

・責任を持ちたくない。

頼られた時に、もし相手に対して何かアドバイスをしたり行動をしたりすると、責任を持たなければいけない気持ちになることもあります。責任というものが自分にとってとても重いものだと感じる人にとってそれは苦痛でしかありません。
もしも内容的に重いものではなく、責任を追及されることがないと分かれば、「これならアドバイスをしてもいいかな」と考えられるかと思います。しかし、やはり相手が自分を頼ってくるということは、助けてほしい思いがあるからであって、この時に無視をしてしまうと信頼されなくなる場合もあります。できる範囲でアドバイスをすることで、よい関係を築ける可能性があります。

・自分のことだけで精一杯。

人から頼られたとしても、普段から自分のことで精一杯なので余裕が持てないという人もいます。仕事やプライベートにて悩みが多くて、しなければならないこともたくさんあると心身ともに余裕が持てないものです。しかし何とかしたい気持ちはあるので気持ちは葛藤状態に。今できる最低限のことだけをして「ごめんね。今は余裕がなくて」と素直に話した方が、相手としても納得しやすいかもしれません。

利用されたくないというプライドがある。

頼ってくる人に対しては、自分を利用しようとしていると感じるタイプの人もいます。過去に信頼している人から頼られたので精一杯フォローをしたけれど、実は利用されていたと後から知ったという経験を持つ場合も。この時に「もう頼られても、何もしないでおこう」と決意をするパターンもあります。頼ったり甘えたりしてくる相手に対しては、気を付けるようにしようと自分なりに思っているのでしょう。でも利用をしたいわけではなくて、本当に困っているケースもあるのです。これについては顔を見て話を聞いた方がよいかもしれません。

自立してほしい思いがある。

やりとりの中でいつも頼ってくる異性に対して、今までは手を貸してきたという関係性もあるでしょう。でもこれを続けていると、相手が成長できないように感じるので「今後は頼られても、あまり親身にならないようにしよう」と決意することもあるのです。その方が自立した人になれるので、結果として相手のためだと感じるからでしょう。すぐに何でもしてあげることだけが愛情ではなく、時には少しだけアドバイスをして後は見守るというのも愛情表現のひとつです。そしてこの思いについて伝えるようにしたうえで、「いつも心に寄り添っているから」と話すようにすることが大切ですね。

頼ることが好きではない。

自分自身が人に頼るのを好きではない人は、人から頼られることに対してもあまり望まない場合があります。頼りたいけれど頼るのが苦手なので、相手からは頼られたいというタイプの人もいるでしょう。でもこの場合は不公平なように感じるのです。自分は親しくなっても頼らないようにして頑張っているのに、相手が甘え上手や頼る機会が多いと不満を持ってしまうのでしょう。このため頼られたくない心理が働くのです。「今回はここまでしたけれど、次回はできないから」と伝える時があるかもしれません。でもこれを言われた側としては、「今までは優しかったのにどうしたんだろう…」と、相手が冷めてしまったと誤解してしまうのです。このためなぜ頼られたくないのか、その理由についてきちんと説明することが必要でしょう。「愛情はあるけれど、お互いに努力をしていきたい」と話せば理解をしてくれるかもしれません。

まとめ

頼られたくない心理になるのは、相手のことをまだ信頼できていない状態も関係しているのです。愛情があるとしても、都合よく扱われたくないというプライドがあるケースも。このためもし相手と親しくなっても、甘えすぎずないことも必要になるでしょう。でも愛情の有無に対して誤解をしてしまう可能性もあるので、もし頼っても反応が悪い時には丁寧にその理由について聞くようにしたいですね。お互いに勘違いをしていて、よく話し合うようにすれば誤解が解けて心が寄り添えるようになるケースもあるのです。

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