スタッフブログ
マインドフルネスとは③(補足)
前回と前々回のブログで伝えきれなかったマインドフルネス瞑想の効果についてここでお伝えできればと思います。
マインドフルネス瞑想については近年、さまざまな効果が研究により明らかにされています。身体的な効果と精神的な効果の二つに分けられます。
身体的な効果
- 緊張がゆるみ、表情や体がリラックスする。
- 痛みや喘息、過食や抑うつなどの症状が改善する。
マインドフルネス瞑想は、身体疾患の症状そのものを改善するものではありませんが、病に対する不安や恐怖からさまざまな身体的反応が引き起こされるなど、心の状態が身体の状態に影響することがあると考えられています。そのため、マインドフルネス瞑想はその影響から体と心を守るために使われている方法の一つと思われます。
精神的な効果
- 集中力が高まる。
- ストレスが軽減する。
- 注意力や洞察力が高まる。
- 自分の限界や障害を受け入れる心の余裕ができる。
- 肉体的・精神的な痛みや、問題に対処できる自信が持てるようになる。
- 不安感や絶望感、怒りなどのネガティブな感情がやわらぎ、「自分をコントロールできる」という自信が生まれる。
マインドフルネス瞑想で呼吸へ注意を集中している間は、怒りなどの感情をつかさどる脳の部位「扁桃体(へんとうたい)」の活動が低下していることや、マインドフルネス瞑想を8週間行った人では、扁桃体の大きさが縮小したことなどを示す研究もあります。
マインドフルネス瞑想は、精神疾患などの治療法のひとつとして効果が期待されているだけでなく、生活の質を高め、より良い人生を送るための手段ともなりうるものです。毎日実践することが理想的ですが、まずは自分にできる範囲のことから始めてみましょう。
~ライフサポート・クリニックは、うつ・不眠・不安などの治療と共に、復職支援・発達障害・依存症の治療にも力をいれております~
+1