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心の余裕を取り戻す②

前回からの続きで、心に余裕がないために陥る悪循環を避ける方法をお伝えしています。以下は残りの3項目です。

④過去の「乗り越えた経験」を思い出す。

心理療法士のドーフマン博士はクライエントに対し、「過去に経験した、『もう耐えられない！』と思ったもののその後不安を乗り越えたときのこと」を思い出すようにとアドバイスしているのだそうです。この思い出すプロセスを踏むことで多くの人は安心できるのだとか。「“乗り越えた経験”を思い出すことができれば、負のスパイラルを先手で解消できる」とのことです。

⑤自分にポジティブな言葉をかける。

ドーフマン博士は「物事を悲観的に考え続けていると、不安な気持ちはさらに強固になってしまうもの」と語っています。この習慣を変えるには、自分自身にポジティブな言葉をかけることが有効と言われています。デマリア博士も、「私は乗り越えられる」と自分にポジティブな言葉をかけることを推奨しており、またドーフマン博士は「（悪い結果に固執するのではなく）合理的に考えることで、ストレスの原因と解消法を突き止めやすくなる」と説明しています。

⑥友人と話す。

特に強いプレッシャーを感じているときは、⑤のように自分にポジティブな言葉掛けをすることすら難しいかもしれません。そんな場合は友人などポジティブな声をかけてくれる相手に助けを求めるのがいいと思われます。「あなたのことをよく理解している友人は、あなたが過去に不安や障害を乗り越えた時期のこと思い出させてくれるはず」とドーフマン博士は言っています。「友人はあなたのチアリーダーとしてそばに寄り添い、力づけてくれる存在。躊躇せず、助けを求めましょう」とのことです。

～ライフサポート・クリニックは、うつ・不眠・不安などの治療と共に、復職支援・発達障害・依存症の治療にも力をいれております～