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悲しいことについて②

悲しい気持ちは、たいがいの場合は乗り越えていけるものです。 しかし、悲しみが月単位で長期化すると注意が必要です。もし悲しいという気持ちが長期化し、絶望感を感じたり、また「消えてなくなりたい」、「誰とも会いたくない」などと思う状態になっていたら、しかるべき相談所(精神科や電話相談などといった、心について相談できる場所)とつながることが重要です。

ここからは、悲しみの乗り越えるためにどのような対処法が出来るかをご紹介します。

孤独にはならないようにする。

元気が出ないときは独りになりたいものです。短期的には一人で静かに過ごすことも良いでしょう。しかしその一方で、長期的に一人ぼっちにはならないことも大事です。気を許せる友人と2人で飲みに行く(コロナ渦では難しいですが…。メールをしてみるのもいいかもしれません)、また家族と屈託のない話をする、などと人と関わる時間を持つようにすることは心の回復にとても重要と言われています。

適度に気持ちを語る

悲しい気持ちは適度に表現し、気持ちを整理していくことが大切です。私たちは感情を素直に、言葉でも動きでも表現していくことで心がすっきりとするものです。具体的にできることとして、気持ちを紙(日記でもいいですよ)に書いてみたりするといいと思います。

悲しい出来事の意味を見出す

自分の気持ちを表現できたりして、ある程度心が整理できたら、起こった出来事に冷静に意味付けをしていくことは大切です。悲しい出来事には、それに伴う意味があり、それを見つけ出してみましょう。それはエネルギーを使う少し大変な作業となりますが、一人ではなく友人や家族などと共に、起こった出来事にどんな意味があるのかを考えてみましょう。意味がおぼろげながらにも分かれば、漠然とした暗い雲のような悲しい気持ちも、特定の形を持った、扱いやすい何かになるのではないでしょうか。

気持ちを切り替える。

何度もネガティブな出来事を思い出すことはネガティブ反芻と言われています。悲しい時は思い切り悲しむことも大切ですが、適度なところで切り替えることも大事。具体的には「悲しい気持ちになるのはあと〇分!」などと時間を定めるなどして、実際に〇分経ったら無理やり自分を仕事や趣味に向かわせ、行動で気持ちを切り替えることは有用です。

上記のように気持ちを簡単に切り替えるのは難しいと思いますが、悲しい気持ちが長く続いたり、他にも食欲が出なくなったり、眠れなくなったりなど体の不調が表れた際には、我慢せずに心療内科、精神科、また病院に行くのは少しハードルが高いなと感じている方は電話相談などをご利用してみてくださいね。

~ライフサポート・クリニックは、うつ・不眠・不安などの治療と共に、復職支援・発達障害・依存症の治療にも力をいれております~

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