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心と身体はつながっている?

身体に不調があった時、それは「体」だけが原因なのでしょうか。例えば、健康的な生活を送っているにも関わらず胃腸の調子が悪いという人も少なくありません。そんなときに「ストレスが原因なのかもしれない」と心の問題であったことに気づくことがあります。

身体の状態よりも大変気づきにくいと言われるのが心の状態といわれています。日々細かく「自分が今、何を感じているか」に、シミジミと注意を払ってみることはあまりないのではないでしょうか。

大人になればなるほど社会の中で自分の感情を抑えながら生きていることに無自覚になることが多いと思われます。そうして自分の心をないがしろにしていることで、心が身体に影響を与え、ある日謎の体調不良を訴えることが少なくないと思われます。

心身の健康のためには、心や身体が互いに影響を与え合っているということをもう一度思い出し、丁寧に心身の変化を観察することが大切になってきます。

ここで、「頭」「胸」「お腹」の3か所に意識を向けて、各部分で何を感じるかを表現する「ワンポイント・ウェザーリポート」というワークがあるのを見つけましたのでここで紹介したいと思います。

それぞれの部位で感じたことを、ただ口に出してみるだけです。もし口に出せなければしっかりと感覚を確認してみましょう。もしもイメージしにくければ、なんとなくの色や形、あるいは「冷たい」「温かい」など質感を表す表現の中でピッタリとくるものを探してみます。もしくは曇り、晴れ、雨、などと天気に例えても良いとのことです。以下に手順を載せています。

  1. リラックスできる環境で椅子に座り目を閉じます。深呼吸を繰り返し、肩の力を抜きます。
  2. 今、あなたの頭は何を感じていますか? 頭に手を当てて、ゆっくりと感じてみましょう。そして感じたことを口に出してみます。
  3. 今、あなたの胸は何を感じていますか? 胸に手を当てて、ゆっくりと感じてみましょう。そして感じたことを口に出してみます。
  4. 今、あなたのお腹は何を感じていますか? お腹に手を当て、ゆっくりと感じてみましょう。そして感じたことを口に出してみます。
  5. 頭、胸、お腹の感覚を感じて、今何か思うことはありますか? もし、自分にかけてあげたい言葉、誰かにかけてほしい言葉が見つかったら、それを実際に自分に語りかけてあげてください。
  6. 自分の中でこのワークを終わっても良いと思える感覚があったら、自分が感じた感情や感覚に「ありがとう」と伝えて終わります。

いかがでしたか?長くは掛からないため、起床後や就寝前の習慣にしても良いと思います。まだ言葉が話せない赤ちゃんの体調や機嫌を気にかけてあげるように、自分の心と身体に接してあげることが大事です。

心と身体のつながりは、現代社会においてはおざなりにされがちです。だからこそ時間がある時でいいので、時々立ち止まって心と身体がどんな状態かを冷静にチェックし、メンテナンスをしていくことが大事と思われます。

~ライフサポート・クリニックは、うつ・不眠・不安などの治療と共に、復職支援・発達障害・依存症の治療にも力をいれております~

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