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愛着の傷と脱愛着

前回の愛着の傷の続きを紹介したいと思います。

子どもが不安なときや一緒に居て欲しいときに、母親が不在だったり、助けてくれなかったりすると、子どもは安心や信頼を得られず、大人になったときに人を信じることができなくなったりと人間関係に大きく影響すると言われています。

助けてほしいときに親が助けてくれなかったことで、子どもは親を探すことを止めて無気力な状態になり、他者への関心もなくなったり、食欲が落ちたり、眠れなくなったりと抑うつ的な段階「絶望」に陥るそうです。

抑うつ的な状態は数か月続き、その時期を乗り越えると、母親の記憶は封印され、何事もなかったかのように子どもは落ち着いて生活をするようになるのです 。そうすることで「脱愛着」の段階に達しようとするのです。

それは自分自身が生存するためであり、母親への愛着を切り捨てる、つまり 脱愛着を起こすことで、愛着対象を喪った痛みから逃れるしかないのです。

一旦脱愛着が起きると元の愛着状態に戻ることは困難であり、愛着が受けた傷は、完全には修復されず、関係がぎくしゃくしたり、過度に気を遣ったりといった状況を生じる原因となり、大きな禍根が残ってしまうそうです。

私自身母親へ甘えた経験が思い出せない?きっと不足している?助けてほしいときに助けてもらえなかったと思い込んでいる自分がいたことで、大人になって母親との関係がギクシャクしたこともありました。

自分はもう一人で生きていくんだと子どもながら諦めたことも・・・この体験が脱愛着の段階だったのかもしれません。今は母親の事が大好きですし、関係も良好になりましたが、思春期まではアンビバレントな感情だったのかなと回顧しています。

~ライフサポート・クリニックは、うつ・不眠・不安などの治療と共に、復職支援・発達障害・依存症の治療にも力をいれております~