スタッフブログ

本からの学び~マインドフルネスについて~

今回ご紹介する本はこちらです。

『進化するマインドフルネス ウェルビーイングへと続く道』という本です。

内容は、様々な分野の先生や研究者の方々がマインドフルネスについて、現在どのように人々の間に広まっているか、また将来的にどのような可能性を秘めたものなのか、などのすばらしい知見にあふれたものとなっています。

ここで私個人が気になったものとして、マインドフルネスも行い方によっては心身に毒になりかねない場合がある、ということです。それは、昨今の流行に乗じて、本格的にマインドフルネスに向き合い実践している方々に多く見られるかもしれません。

マインドフルネスには 「臨床マインドフルネス」 と「ピュア・マインドフルネス」というものに大きく分けることができます。

前者は巷でよく聞かれるような、集中力の向上や健康増進などの、実利を求めて行うものです。

その一方で後者は、お釈迦様の教えを実践するなかの”正念”と呼ばれる行いを意味し、自分への利益は二の次で、幸福の本質や安穏な生き方を追求していくものです。

つまり、「自分のため」にマインドフルネスを始めたのに、深く追求すればするほど「自分のため」ではいけない行為となってくるのです。そうなってしまうと、せっかく自分のためと思って始めたマインドフルネスが途端に苦しいものに変わってしまう可能性があります。

そのため、マインドフルネスに取り組もうとする場合は、それが何を目指すものなのか、自分の心身にとって無理のない範囲で取り組めているか、を逐次確認しながら取り組む必要があると思うのです。

現在はコロナウイルス感染予防のため、家から出られない、友人と関われない、などと、これまで我々が感じたことのない極端な状況に立たされ、苦しみを感じています。

そのため、そんな状況の中でも、今この瞬間の一つ一つを大事に感じとり、ありのままでい続けることに注意を向け、この困難な時期を乗り越える精神力がより必要となってくる時であると感じています。

少しの時間でもいいと思います。少しでも空いた時間を利用して、じっくりと今この時の感覚に気持ちを研ぎ澄ませて、自分を大事にする行いの大切さを意識してほしいと思っています。