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【連載】もうお酒で失敗しない! 第4回(最終回):その判断は正しい?基準や根拠を見直してみる
今回は、ライフサポートクリニックの山下悠毅院長が解説する「判断基準の見直し」についての記事をご紹介します。
▶ 記事はこちら:その判断をしたのか?基準や根拠を見直してみる
お酒に飲まれて失敗しがちな人は、自分の「判断基準」を意識したことがあるでしょうか? 山下院長によると、人の判断は以下の5つの要素に左右されるといいます。
判断基準を見直す5つのポイント
①その時の気分:前回紹介した「HALT(空腹・怒り・孤独・退屈)」の影響を受ける。
②言葉の使い方:お酒の量を「もう◯杯も」と捉えるか、「まだ◯杯しか」と考えるかで飲酒行動が変わる。
③自分の中の優先順位:飲酒を楽しむことを優先するのか、翌日の体調や人間関係を優先するのかで判断が変わる。
④思い込み:「昔と同じ量を飲める」「飲まないと付き合いが悪い」といった思い込みが、飲酒行動を助長する。
⑤参考情報の出どころ:信頼する人や情報源によって、お酒の飲み方に対する考え方が変わる。

特に、③優先順位と④思い込みを見直すことが、お酒との付き合い方を見直すカギになります。例えば、「飲むのも仕事のうち」という考え方にとらわれず、「酔ったふりをするほうが仕事に役立つ」など、視点を変えることが大切です。
お酒で失敗したと感じたら、一度これらの5つの要素を振り返ってみましょう。それだけで、飲みすぎを防ぐヒントが見つかるかもしれません。
【連載完結】これまでの4回を通じて、お酒のコントロール障害について解説してきました。大切なのは、自分の判断や行動を見直し、お酒とうまく付き合うこと。少しずつ意識を変えて、後悔しない飲み方を心がけましょう。
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