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【連載】もうお酒で失敗しない! 第3回:ビールを「もう3缶」なのか「まだ3缶」なのか

今回は、ライフサポートクリニックの山下悠毅院長が解説する「判断の仕方」とお酒の関係についての記事をご紹介します。

▶ 記事はこちら:ビールを「もう3缶」なのか「まだ3缶」なのか

お酒に飲まれて失敗しがちな人は、アルコールのコントロール障害の可能性があります。前回までに「HALT(空腹・怒り・孤独・退屈)」が飲酒に影響を与えることを紹介しましたが、今回は「判断の仕方」について考えます。

お酒の判断基準を左右する5つの要素
山下院長によると、私たちの判断は以下の5つの要素に影響を受けています。

①その時の気分:HALTの状態にあると判断が鈍り、飲酒量が増えやすい。

②言葉の使い方:ビール3缶を飲んだとき、「もう3缶も飲んだ」と思うか、「まだ3缶しか飲んでいない」と思うかで、その後の飲酒量が変わる。

③自分の中の優先順位:健康を重視するか、楽しさを優先するかで、お酒との付き合い方が変わる。

④思い込み:「飲まないと楽しめない」「酒がないとリラックスできない」といった固定観念が、飲酒を助長する。

⑤参考情報の出どころ:周囲の飲酒習慣やメディアの影響によって、判断が左右される。

特に②の「言葉の使い方」は、飲酒行動をコントロールする重要なポイントです。自分の飲酒習慣を変えたいなら、まずはどのような言葉を使っているかを意識してみるのが有効です。

【次回予告】「判断を変えるための具体的な方法」—— 言葉の力を活用して飲酒をコントロールするには?

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