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スタッフおすすめの本『宇宙人と出会う前に読む本』

「私は地球から来ました」という自己紹介はどうしてダメなのか??

こんにちは、今日は私が最近読んで面白かった本を紹介したいと思います。その本とは、高水裕一さんの『宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう』です。

この本は、惑星際宇宙ステーションに地球チームの一員として乗り込んだあなたが、そこで遭遇する宇宙人が繰り出すさまざまな突拍子もない質問に答えていくうちに、宇宙で本当に必要な科学知識とは何か、宇宙的思考法とはどういうものかが、自然とわかってくるように構成されています。

例えば、「あなたはどこから来ましたか?」という質問に対して、「私は地球から来ました」と答えると、宇宙人は失笑をするかもしれません。なぜなら、宇宙には無数の惑星がありますが、その中で地球という名前の惑星がどれなのか、宇宙人は知らないかもしれないからです。また、地球という惑星がどのような特徴や歴史を持っているのか、どのような生物や文化が存在するのか、宇宙人は興味を持つでしょう。そのため、「私は地球から来ました」という答えでは、宇宙人に自分の出身や背景を伝えることができません。

そこで、本書では、「私は銀河系の第三惑星に住んでいる」という答えを提案しています。これなら、宇宙人に地球の位置や順序を示すことができます。もちろん、これだけでは不十分なので、さらに詳しく説明する必要がありますが、最初の一歩としては有効だと思います。

他にも、「あなたは何でできていますか?」、「あなたたちの太陽はいくつですか?」、「あなたは力をいくつ知っていますか?」、「あなたは左右対称ですか?」など、様々な質問が登場します。それぞれの質問に答えるには、自分の身体や物理法則や数学や生物学など、さまざまな科学的知識や論理的思考力が必要です。しかし、それだけでは足りません。それらを地球的な視点ではなく、普遍的な視点から捉え直す必要があります。つまり、この本を読むことで、自分の常識や思い込みを見直し、より広い視野で物事を考えることができるようになるのです。

この本の中で一番面白かった質問は、個人の好みによると思いますが、私は第8章の「あなたは左右対称ですか?」が興味深かったです。この質問は、宇宙人があなたの身体の形や構造について知りたがっていることを示しています。宇宙には左右対称な生物だけでなく、非対称な生物や多重対称な生物も存在する可能性があります。例えば、地球にも左右非対称なカタツムリや多重対称なヒトデがいますよね。この質問に答えるには、自分の身体の特徴や機能を説明するだけでなく、それがどのように進化したかや、どのように環境に適応したかも考える必要があります。

この本はKindle版や新書版で購入できます。読み通したあと宇宙教養がどれだけ身についたかは「宇宙偏差値」を算出してチェックできます。私はまだ計算していませんが、きっと高くはないでしょう(笑)。

この本は、科学好きやSF好きだけでなく、誰でも楽しめる一冊だと思います。もしもいつか宇宙人と出会ったら、恥をかかずに交流できるように準備しておきましょう。それではまた。

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