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連載企画:依存症の人が見ている世界を理解する(4)
Yahoo!ニュースで取り上げられた記事を基に、依存症の治療やサポートについてわかりやすく解説する全4回の連載も今回が最終回です。第4回では、依存症患者への適切な接し方とサポートの重要性を解説します。
依存症患者の多くは、自分が依存症であることに気づいていません。そのため、家族や友人の指摘で治療を始めるケースがほとんどです。しかし、初診時に患者を追い詰めたり、過度に自覚を促す接し方は逆効果になる可能性があります。当院の山下悠毅院長は「まずは信頼関係を築き、状況報告を通じて患者自身が問題に気づくことが重要」と指摘しています。
第4回:依存症治療における適切な接し方-重要な「声かけ」と「環境」
また、家族や周囲の接し方も治療に大きな影響を与えます。「次にやったら離婚する」といった脅しや「もうやってないよね?」と確認する言葉、過去の問題を蒸し返す発言は避けるべきです。これらは患者の不安を助長し、回復を妨げる可能性があります。依存症治療では、患者のマインドと生活環境を整えることが大切です。
適切な接し方と環境づくりは、依存症治療の成功に欠かせません。専門家のサポートを受けながら、家族や周囲が正しい知識を持ち支えることが、患者の回復を後押しします。
最終回の記事はこちら
依存症治療における適切な接し方
~ライフサポート・クリニックは、うつ・不眠・不安などの治療と共に、復職支援・発達障害・依存症の治療にも力を入れております~ (豊島区・池袋駅C3出口より徒歩0分)
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